じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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§§  3月1日の夕刻、岡山市内上空に飛行船が出現した。CM目的と思われるが詳しいことは分からない。写真は、それを見上げる黒正巌先生。

3月1日(木)

【思ったこと】
_c0301(木)「質的研究の来し方と未来:ナラティヴを巡って」&「人生心理学:イメージ画と語り」(10)徳田氏による話題提供(2)/矢守克也氏の話題提供

 2月29日の続き。

 徳田氏の話題提供の後半では、「ナラティヴ研究の展開」、「ナラティヴ・アプローチの興隆」、「語りの臨界」、「証言としてのナラティヴ」といったナラティヴ関連の話題が展開され、さらに、やまだようこ氏の提起した3つの問いに関連して、
  • 方法論を内包するものとしての質的研究(2月29日の日記参照)。
  • 新しい価値の創造に向かう研究の模索/質的研究における研究者の専門性
  • 「語り」研究の脱構築と再構築
という形でまとめられた。もっとも、ナラティヴ以降のお話に費やされた時間は14時10分から14時16分の間のわずか6分間であり、本来はその10倍の60分以上をかけてじっくりとお話いただきたい内容であった。

 続いて、シンポの4番目は、矢守克也氏による、

アクションリサーチとしての質的研究:災害と言葉

という話題提供が行われたが、その前半の津波てんでんこなどに関する内容は、昨年の質的心理学会(2011年12月1日の日記参照、全体のリストは、こちらにあり)で拝聴した内容とほぼ同一ネタであったのでよく理解できた。もっとも、質的心理学会の時のテーマは“「個性」の質的研究”であり、同一ネタであっても力点の置き方が異なっていた。このほか、クロースロード(こちらに資料あり)の研究も紹介された。いずれも、言葉のもつ多声的・輻輳的な意味や具体的な行動に関わる話題であり、質問紙などによる量的調査では明らかにできない、核心に迫るものであった。

 次回に続く。